コンサート・レビュー

しおんチャペルコンサート

〜 LOVE LOVE トロンボーン 〜

2005年 4月15日(金)
下里しおん保育園 チャペルコンサートホール

コンサートの模様が日本トロンボーン協会の会報で紹介されました。

 

日本トロンボーン協会 会報より
(日本トロンボーン協会より許諾をいただいて公開しています。)

沼田直樹さん(アマチュアBTB)

 ハイパートロンボーンズが大好きなアマチュアバストロンボーン吹きの沼田と申します。先日ハイパーのコンサート会場受付でメンバーの沼田さんと間違われました。因みに沼田司さんとは歳も同じです(笑)そんな私が先日開催された「しおんチャペルコンサート〜LoveLoveトロンボーン〜」のレポートをお送りしたいと思います。

 ハイパートロンボーンズとしては実に9年ぶりのコンサートとのこと。ハイパーを知って二年足らずの私には初めてのコンサートでした。今回は保育園のチャペルでの演奏と聞き、響きに期待していました。リハーサルを終えた後メンバーの方から広さも響きもトリオをやるにはちょうど良いと聞き益々当日が楽しみになるのでした。

 当日まだお母さんが迎えに来ていない子供たちが残る保育園に入ると職員の先生方が暖かく迎えて下さいました。既に「LoveLove」気分です。チャペルに入るとまだメンバーの皆さんもいらっしゃって簡単に挨拶できました。沼田さんにはバストロのレッスンをお願いしているので既に顔見知りなのですが大内さんと山崎さんとはこれが初対面でした。しかしながらとてもフレンドリーに接して頂き感動でした。更に「LoveLove」気分です(笑)

 いよいよ本番。オペラ「魔笛」より序曲でスタートです。冒頭のハーモニーを聴けば詳しいことを知らなくても「これがトロンボーンの音なのか・・」と十分に感じたことと思います。ここで演奏曲ついて書くと長くなりすぎますし文章で伝えるには無理がありますので是非ハイパーのコンサートに足を運んで演奏を聴いて頂ければと思います。総合司会の山崎さんを中心にメンバーの皆さん三人三様にお話しが楽しく終始和やかな雰囲気でコンサートは進行して行きました。演奏曲目もシュペール、ブルックナー、ヘンデル等のクラシックからドリカム、宮崎アニメまで実にバラエティなものでした。中盤では「オーケストラの中のトロンボーン」と題して運命、ブラームスの交響曲第一番、スターウオーズのテーマの曲中でトロンボーンが活躍する部分をピックアップして演奏するなどトロンボーンを知っている方でも知らない方でも十分楽しめ勉強になるコンサートとなりました。

 休憩中は保育園で用意してくれたお茶や軽食でしばしメンバーも交えての歓談となりました。こんなアットホームなコンサートがもっと沢山身近にあれば日本の音楽文化も変わるだろう・・・等と偉そうなことを思うひと時でもありました。

 第二部のほとんどが「ハイパーコレクション」からの選曲で自分で購入した楽譜の演奏が目の前でしかも本物が演奏してくれるのはとても勉強になしました。また同時にトリオでこれだけのことをやるのは実に大変だ・・・と強く思わされるのでした(汗)

「ハイパーコレクション」も順調に増え、今回のコンサートをきっかけにハイパートロンボーンズ再始動と言ったところでしょうか!今後のご活躍を期待してレポートを終わらせて頂きます。機会がありましたら皆さんもぜひ足をお運び下さいね!

 

高山美喜子(高校生)

 今回ハイパートロンボーンズのコンサートを聴いて感じたのは、一音一音に心が入っているということです。演奏を聴いてはただただ感動していました。また、会場もアットホームな雰囲気だったので、リラックスして聴くことが出来ました。コンサートの途中ではTbの説明なども入っていたのでTbという楽器を知らない人でも十分楽しめたと思います。曲のレパートリーも豊富だったので最後まで楽しんで聴くことが出来ました。

 そして何より、私がコンサートに来て良かったなぁと思ったのは「Tbをさらに好きになった!」という実感が持てたことです。私は高校の吹奏楽でTbを吹いていますが、コンサートに来る前は自分の音が気に入らなくて悩んでいました。しかしコンサートが終わったときには、早くTbを吹きたいという気持ちでいっぱいでした。Tbが素晴らしい楽器だということを再認識させてくれました!

 どなたでも楽しめるコンサートだったと思います。たくさんの人にハイパートロンボーンズのコンサートを聴いて欲しいです!!